さて、今週ご紹介するのは、話題の音楽ドキュメンタリー映画に関するお話です。全世界のロックファンが待ちに待った作品がついに、11月からディズニープラス(米ディズニーの有料動画配信サービス)で独占有料配信されました。
「ザ・ビートルズ:Get Back」(ピーター・ジャクソン監督)。彼らの事実上の解散から約1カ月後の1970年に公開された英映画「レット・イット・ビー」の〝完全版〟となる記録映画。当初、各国で2020年9月に劇場公開の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で全3話、延べ約7時間50分という配信だけの長編作品になりました。
記者も早速、見たのですが、大いに驚きました。当時のビートルズに関して言われてきたさまざまな伝聞や憶測を覆しており、実際、欧米では本作を見た多くのファンが、ジョン・レノン(ボーカル兼ギター担当)の妻、オノ・ヨーコに対し「謝罪が必要だ」と言い出しているのです。