猟銃許可取り消しは違法 ヒグマ駆除巡り、札幌地裁

札幌地裁に入る原告の池上治男さん(左端)ら=17日午前
札幌地裁に入る原告の池上治男さん(左端)ら=17日午前

北海道砂川市の要請でヒグマを駆除した際の発砲を「住宅に弾丸が届く恐れがあり違法」と判断し、猟銃の所持許可を取り消した処分は不当として、道猟友会砂川支部長の男性が道に処分取り消しを求めた訴訟で、札幌地裁(広瀬孝裁判長)は17日、「処分は裁量権の逸脱で違法」として取り消した。

訴状などによると、原告の池上治男さん(72)は平成30年8月、砂川市職員や道警砂川署員らの立ち会いのもと、ヒグマ1頭を猟銃で駆除。署はその後、発砲に問題があったとする情報提供を基に池上さんを銃刀法違反容疑で書類送検した。滝川区検は不起訴としたが、道公安委員会は猟銃所持許可を取り消した。

公判では、ヒグマの背後にある住宅に弾丸が届く恐れのある発砲だったかどうかが争点となった。