首相、第三者委員会の設置を指示 国交省統計調査問題

参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=16日午前、国会・参院第1委員会室(矢島康弘撮影)
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=16日午前、国会・参院第1委員会室(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は16日午前の参院予算委員会で、国土交通省が公表する建設工事受注に関する統計データが実態より過大になっていた問題について、元検事などを入れた第三者委員会を斉藤鉄夫国交相の下に立ち上げ、1カ月以内にまとめるよう指示したと明かした。「大変遺憾だ。経緯や原因を検証して再発防止を行い、信頼回復につなげなければならない」と述べた。

斉藤氏も「第三者委員会でしっかり検証していただき、その結果を踏まえて統計委員会に報告する。再発防止と政府統計の信頼確保に取り組んでいく」と説明した。

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