飲む中絶薬、来週にも申請 承認されれば国内初

厚生労働省=東京都千代田区
厚生労働省=東京都千代田区

英製薬会社ラインファーマは16日までに、妊娠を中絶するための経口薬の製造販売の承認を、来週にも厚生労働省に申請する方針を固めた。国内で人工妊娠中絶の手段は手術に限られているが、承認されれば初めて飲む薬が選択肢となり、女性の心身への負担が軽減される可能性がある。早ければ1年以内に承認される見通し。

中絶薬は1988年に世界で初めてフランスで承認され、欧米などで広く使われている。世界保健機関(WHO)は、体への負担が少ない中絶方法の一つとして薬を推奨する。

承認申請する薬は、妊娠を維持するのに必要なホルモンの働きを抑える「ミフェプリストン」と、子宮の収縮を促す「ミソプロストール」。対象は妊娠9週までで、二つを組み合わせて飲む。