63次隊、昭和基地に到着 しらせからヘリで

南極・昭和基地に到着し、62次越冬隊(左側)の歓迎を受ける63次隊員ら=16日(南極観測隊同行記者撮影)
南極・昭和基地に到着し、62次越冬隊(左側)の歓迎を受ける63次隊員ら=16日(南極観測隊同行記者撮影)

【昭和基地=南極観測隊同行記者】第63次南極地域観測隊(牛尾収輝隊長)は16日、観測船しらせ(酒井憲艦長)からヘリコプターで南極・昭和基地に入った。新型コロナウイルス感染対策で事前隔離、日本からの乗船を経て37日目で到着。短い夏の観測、設営、輸送が本格化する。

ヘリは同基地まで7・5キロに迫ったしらせを出発。現地時間の午前8時9分、隊員約20人が同基地のヘリポートに到着した。

阿保敏広62次越冬隊長(中央)に初荷を手渡した63次隊の牛尾収輝隊長(左)としらせの酒井憲艦長=16日、南極・昭和基地(南極観測隊同行記者撮影)
阿保敏広62次越冬隊長(中央)に初荷を手渡した63次隊の牛尾収輝隊長(左)としらせの酒井憲艦長=16日、南極・昭和基地(南極観測隊同行記者撮影)

気温は氷点下0・5度。62次越冬隊員が「ようこそ昭和基地へ」との横断幕を手に出迎えた。両隊の隊員は笑顔でハイタッチし、牛尾隊長と酒井艦長が「初荷」を阿保敏広62次越冬隊長に手渡した。

牛尾隊長は「62次隊のおかげで円滑に夏のオペレーションが始められる。良い状態で仕事をやり切りたい」と抱負を語った。

63次隊が到着した南極・昭和基地=16日(南極観測隊同行記者撮影)
63次隊が到着した南極・昭和基地=16日(南極観測隊同行記者撮影)

しらせは11月10日、日本を出発。現在は同基地近くのリュツォ・ホルム湾内におり、12月20日ごろまでの接岸を目指している。63次隊員は順次、昭和基地入りし、接岸後は雪上車を使った物資輸送や野外観測、設営作業が展開される。