低水準も前週より増加 オミクロン株感染、2日で倍に

後藤茂之厚生労働相
後藤茂之厚生労働相

厚生労働省に新型コロナウイルス感染症対策を助言する専門家組織は16日、会合を開き、全国の感染状況について「低い水準だが、前週より増加傾向が続いている」とする分析結果をまとめた。京都大の西浦博教授はオミクロン株について、南アフリカやデンマークのデータを基に感染者の数が2倍になるまでの日数を2日前後と試算。「これまでに類を見ない速度で増加している」と指摘した。

国立感染症研究所の分析では、感染者1人から平均何人にうつすかを示す直近の「実効再生産数」は、全国的には1を下回っているが、首都圏では1・01となり1を上回った。東京など広い地域で夜間滞留人口が増加しているという。

後藤茂之厚労相は会合の冒頭、オミクロン株の感染者が国内で相次いでいることに触れ「個人の感染対策は変異株であっても従来と同じだ。マスク着用など基本的な対策の徹底をお願いしたい」と述べた。