オミクロン株70倍速く増殖 デルタ比、香港大発表

香港大医学院は新型コロナウイルスの新変異株、オミクロン株の増殖速度がデルタ株に比べ、気管支内で70倍近くに達するとの研究結果を発表した。肺の中では従来株の10分の1程度のため、肺炎などの重症にはなりにくく、インフルエンザに近くなる可能性があるという。16日付の香港紙、明報などが報じた。

研究結果は査読中。報道によると、香港大の研究チームは、既に香港で9例となっているオミクロン株の感染者からウイルスを分離して実験。人の気管支組織に感染させ、24時間後のウイルス量を比べた結果、デルタ株の70倍近くとなった。

一方、肺組織に感染させた24時間後の結果は、ウイルス量が従来株の10分の1だった。結果を発表した香港大の研究者は「10分の1のウイルスでも重症を引き起こし得る」と警告している。(共同)