台湾の蔡英文総統、仏議員団と会談 関係強化に意欲

台湾支持決議文を蔡英文総統(右)に贈呈するフランス下院のドルジ元環境相=16日、台北(中央通信社=共同)
台湾支持決議文を蔡英文総統(右)に贈呈するフランス下院のドルジ元環境相=16日、台北(中央通信社=共同)

【台北=矢板明夫】台湾の蔡英文総統は16日、総統府でフランス国民議会(下院)の訪問団と会談し「近い将来、仏閣僚の台湾訪問を期待している」と述べ、フランスとの関係強化に意欲を示した。

台湾メディアによると、蔡氏と会談したのは、15日から訪台したドルジ元環境相が率いる仏下院の超党派6議員。ドルジ氏は下院の台湾友好議連のトップを務めている。蔡氏は「今年は台仏関係が急速に発展した一年だった」と振り返り、仏上院、下院で台湾の国際組織への参加を支持する決議案がそれぞれ可決されたことに触れ、「議員の皆さんの国会での発言を聞いてとても温かく感じた」と謝意を述べた。蔡氏はまた「台湾はフランスなど理念が近い国と協力して、インド太平洋地域の平和安定と世界の繁栄発展のために貢献していきたい」と述べた。ドルジ氏は「台湾海峡の平和と安定のために協力していきたい」と応じた。

10月にも元国防相が率いる仏上院議員団が台湾を訪問。その際、中国は「仏台間のいかなる公的交流も反対する」と猛抗議したが、仏外務省は「訪問先は国会議員が自由に決めるもの」と抗議を受け入れなかった。