「性的指向明かすのは不適切」尼崎市幹部、部下に指導

兵庫県尼崎市保健所の幹部が令和元年、部下の30代男性職員が両性愛者であることを公務中に市民に明かしたことは不適切で控えるべきだと指導していたことが16日、市への取材で分かった。

市によると、男性職員は幹部の指導にショックを受けたなどとして翌年3月末に退職。この幹部は、性的指向を明かしたことを否定する意図はなかったとし、「男性職員がそのように受け止めているとしたら配慮に欠けた不適切な発言だった」と話している。

市によると、元年秋、市民団体から保健所に男性職員について「性的指向を打ち明けられ困惑している人が(団体に)いる」と連絡。幹部らによる聞き取りに対し、男性職員は「市民から何度も聞かれ、話を終わらせたくて正直に答えた」と説明した。これに対し幹部は「公務中は私的な発言は控えたほうがいい」などと指導したという。