大ヒットアニメ映画「君の名は。」などで知られる新海誠監督が15日、東京都内で記者会見し、新作映画「すずめの戸締まり」を来年秋に全国公開すると発表した。
新海監督は「日本全国を舞台とするロードムービー。各地の人々や魅力的な風景を描く欲張りな物語です」と語った。
「すずめの戸締まり」は九州で暮らす17歳の少女鈴芽が主人公。各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる「扉」を閉めていく鈴芽の旅路を描く。
過疎地や災害被災地も舞台になると言い、新海監督は「少子高齢化が進むこの国にとっては、可能性が開いていく物語より、散らかってしまった可能性をあるべき手段で終わらせ、そのことで新しい場所を見つける。そんな物語を作るべきではないか」と話した。会見には両作でそれぞれヒロイン役を務めた俳優の上白石萌音さん、森七菜さんも登壇した。