国交省の統計データ書き換え 北海道「書き換えあった」

統計データの書き換えがあったことを説明する道建設部の幹部=15日午後6時20分ごろ、北海道庁(坂本隆浩撮影)
統計データの書き換えがあったことを説明する道建設部の幹部=15日午後6時20分ごろ、北海道庁(坂本隆浩撮影)

国土交通省が建設工事の受注動態統計調査データの書き換えを都道府県に指示していた問題で、北海道は15日に会見し、「国の手引きに沿って作業していた」などと述べ、書き換えがあったとの認識を示した。ただ、調査票の原本を国交省に提出しており、過去5年分の保管資料もすべてコピーのため「書き換え内容をさかのぼることはできない」としている。

この調査は建設業の月ごとの完成工事高を抽出するもので、全国の建設業者約1万2千社が対象。道建設部によると、道内分は約500社で複数月のデータをまとめて道に提出するケースが「4割ぐらいあった」という。調査票は鉛筆で記入されており、一度に複数月分の報告がある場合、道の担当者が国交省の手引きに基づいて消しゴムで消し、積算した内容に書き換えていた。

道建設部によると、書き換え行為は少なくとも平成28年度から令和元年11月まで行われていた。同年12月に国交省からメールで「足し上げ(積算)をしないように」との連絡を受け、令和2年1月分から書き換えはしていないという。

道建設部の斎藤知郷(ちさと)建設業担当局長は会見で「作業に携わった担当者への聞き取りでは、国の手引きに基づく作業なので違和感はなかったと聞いている」と話した。