署名偽造は「幇助犯」 事務局長次男が主張

愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、運動事務局長、田中孝博被告(60)の次男、雅人被告(29)の公判が15日、名古屋地裁(板津正道裁判長)で開かれた。弁護側は、地方自治法違反(署名偽造)罪の起訴内容に関し「事実は争わない」とした上で「共謀関係にはなく、幇助(ほうじょ)犯が成立する」と主張した。

9月の初公判では田中被告とともに起訴内容の認否を留保。後に公判が分離された。

起訴状などによると、田中被告らと共謀し、昨年10月、佐賀市の貸会議室に集めたアルバイト3人に、有権者計71人の氏名を署名簿に記載させたとしている。

同罪に問われた広告関連会社元社長、山口彬被告(39)は公判で起訴内容を認めた。検察側が懲役1年4月を求刑、弁護側は罰金刑を求め結審した。