埼玉県公認のバーチャルユーチューバー(Vチューバー)に起用された女性キャラクター「春日部つくし」が16日、初の職務として県産品を紹介する動画を配信する。イチゴや特産品「狭山茶」を扱う県公式観光サイトのオンラインストアの商品の中から、おすすめの品を選んでPRする。
県は、観光地や県産品の魅力を伝える動画を年度内に3本作ることを〝ノルマ〟として課しており、制作費などとして100万円を支給する。
初仕事に先立ち、14日夜には大野元裕知事が登場する「任命式」の動画が配信された。大野知事は「つくしちゃんらしく埼玉県の魅力、観光をPRしてほしい」と求め、春日部つくしは「埼玉を200パーセント楽しんでもらうために、張り切って活動する」と意気込みを語った。
春日部つくしは平成30年から活動する人気Vチューバーで、応募した40のキャラクターの中からオーディションで選ばれた。(中村智隆)