維新・伊東氏がマルチ会社から報酬 「当時は知らず」

伊東信久衆院議員
伊東信久衆院議員

日本維新の会の伊東信久衆院議員(57)=大阪19区、当選3回=が平成29年の衆院選で落選した後、マルチ商法を展開して行政処分を受けた化粧品販売会社の集会で複数回講演し、報酬を受け取っていたことが15日分かった。伊東氏は党から厳重注意処分を受けた。取材に「講演当時はマルチ商法の会社と知らなかった」とし、報酬は返還したとしている。

この会社は「ITEC INTERNATIONAL(アイテック)」(東京)で、化粧品や水素生成器などのマルチ商法を展開。勧誘時の説明に虚偽の内容も含まれていたとして、消費者庁から今年8月に特定商取引法違反で一部業務と取引の停止命令を受けた。

医師の伊東氏は衆院議員2期目の平成28年ごろに知人を介して研修の依頼を受けた後、落選後に複数回にわたり同社の集会で講演。報酬は1回につき約10万円だったという。

伊東氏は取材に「当時はマルチ商法の会社と知らなかった。自分が商品の監修や開発に関わったことは全くない。4回分の報酬約40万円を今年になって会社側に返還した」と説明した。

維新の松井一郎代表(大阪市長)は15日、伊東氏を厳重注意処分にしたことを明らかにし、記者団に「不適切な商売をしている企業ということを調べなかったのは浅はかな行為。反省すべきだ」と述べた。

アイテックは「答えられない」としている。