衆院予算委員会の主なやりとりは次の通り。
第6波への対応
今枝宗一郎氏(自民党)「オミクロン株による第6波の感染拡大が起きても国民を守る必要がある」
岸田文雄首相「病床数や医療人材の確保を進めている。予約不要の無料検査を実施する経費も令和3年度補正予算案に計上している。ワクチンの3回目接種をできるだけ前倒しする形で、予防、検査、早期治療の流れを強化する」
ワクチン確保
今枝氏「オミクロン株のワクチン確保に首相が先頭に立って製薬会社と交渉してほしい」
首相「米ファイザー、モデルナ両社がオミクロン株に対応するワクチンの開発に成功した場合、来年分として既に契約締結済みの枠内で供給を受けることが可能だ」
死亡患者の実態把握
城井崇氏(立憲民主党)「自宅療養で亡くなった方々に関し検証委員会を設けてほしい」
首相「厚生労働省に対し、サンプルでの検証も含め、どのような対応が可能か整理するよう指示した」
安全保障
前原誠司氏(国民民主党)「補正予算案に防衛装備品の安定納入のための経費が計上されたが、財政法29条に基づく緊要性はない」
首相「緊要性の要件を満たす内容だ。防衛装備を契約通り導入するための予算を用意することは重要だ」
前原氏「自分の国は自分で守ることを根幹に考えてほしい」
首相「自らの防衛の在り方について、国家安全保障戦略など3文書の改定の中でしっかり考えていく」