フランス国民議会(下院)のドルジ元環境相率いる台湾友好議員団のメンバーが15日、台湾北部の桃園国際空港に到着した。台湾外交部(外務省)によると、19日まで滞在し、蔡英文総統や蘇貞昌行政院長(首相に相当)らと会談する予定。フランスからは10月に上院議員団が訪台したばかり。今回も中国の反発は必至だ。
議員団は、台湾経済の発展に関する問題の調査を目的とする。代表のドルジ氏はマクロン大統領の与党、共和国前進(REM)に所属し、11月末に下院による台湾支持決議案の採択を主導した。
決議は世界保健機関(WHO)など国際機関への台湾の参加を支持し、政府に対して実現に向けた外交努力を強化するよう求める内容。上院も5月に同様の決議を採択した。(共同)