ドイツ政府は14日、来年議長国を務める先進7カ国首脳会議(G7サミット)を6月26~28日に南部バイエルン州のエルマウ城で開くと発表した。エルマウ城はアルプスの麓にある高級ホテルで、ドイツが前回議長国を務めた2015年のサミット開催地にもなった。
対中政策などが主要議題とみられ、今月8日に就任したショルツ新首相にとって大舞台となる。政府報道官はエルマウ城について、保安面など開催地としての条件を全て満たしていると述べた。
ショルツ政権は中道左派の社会民主党(SPD)を中心とする3党連立で、親欧米を基軸とする一方、中国の専制主義に厳格な姿勢で臨むと表明した。G7は専制主義への対抗姿勢を鮮明にしており、英国で12日に閉幕した外相会合は中国の威圧的な経済政策に懸念を示した。(共同)