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サステナブルなネット通販(3) 不在再配達いらずのポスト投函型ギフト

贈答用らしいおしゃれなデザインのポスト投函箱(昆布問屋「源蔵屋」提供)
贈答用らしいおしゃれなデザインのポスト投函箱(昆布問屋「源蔵屋」提供)

クリスマスやお歳暮、お年賀など贈り物へのニーズが膨らむ年末年始は、物流の増加に伴う二酸化炭素(CO2)排出や過剰梱包(こんぽう)など環境負荷の拡大が懸念される。この傾向に拍車をかける不在・再配達の発生を防ぐポスト投函(とうかん)型ギフトが、環境に優しいと注目され始めている。

通販サイト「楽天市場」は贈り物シーズンに、ポストに入る薄型梱包の商品を「ポ歳暮」「ポ中元」などの愛称を付け特集。令和元年のスタートから徐々に品ぞろえを広げ、今年の「ポ歳暮特集」には1500点以上を用意した。カタログギフトのほか、漬物やドライフルーツなどの食品類もあり、贈答用に適したデザインの箱を用意する店も登場している。

取り組み開始以降、楽天市場内では、贈り物シーズン以外でもポスト投函型商品のニーズが伸び、年間流通総額は開始前の1・25倍に増加した。背景には環境への意識の高まりに加え、不在・再配達への後ろめたさがある。運営する楽天が20~60代の1千人を対象に実施した意識調査によると、9割が再配達は「申し訳ない」と答えた。

ポスト投函型商品は届け先の在宅時間を気にする必要のない手軽さもあり、離れて暮らす家族や友人など身近な人へのギフトとしても利用が広がっている。

楽天市場マーケティング部の雨宮愛さんは「再配達を問題と思っている人は多い。ポスト投函型商品の選択肢も広がってきているので、より選んでもらえるように発信していきたい」と話した。

(取材協力 楽天)