補正予算案が衆院通過 20日成立見通し

衆院本会議で令和3年度補正予算案が可決され、一礼する岸田文雄首相(右)ら=15日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)
衆院本会議で令和3年度補正予算案が可決され、一礼する岸田文雄首相(右)ら=15日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

新型コロナウイルスの経済対策を含む令和3年度補正予算案は15日、衆院本会議で与党の賛成多数により可決され、衆院を通過した。一般会計の歳出(支出)総額は35兆9895億円で、補正予算として過去最大。約22兆円の国債を発行して財源不足を補う。16日からの参院予算委員会で審議に入り、20日に成立する見通しだ。

補正予算案は18歳以下に10万円相当を給付する事業に1兆2162億円を計上。政府は現金5万円とクーポン5万円の給付を原則としていたが、自治体などの意向を踏まえ、年内の現金一括給付を容認した。新型コロナで売り上げが減った中小企業への「事業復活支援金」や観光支援事業「Go To トラベル」の再開に向けた経費なども盛り込んでいる。

岸田文雄首相は衆院予算委で、新型コロナの「第6波」への備えとして「ワクチンの3回目接種をできるだけ前倒しする形で、予防、検査、早期治療の流れを強化する」と強調した。新型コロナに感染し自宅や宿泊施設で死亡した患者の実態把握に関し「サンプルでの検証を含めどのような対応が可能か、整理するよう指示した」とも述べた。