タリバン、国立博物館再開 承認狙い「文化財保護」か

アフガニスタン・カブールの国立博物館を見学するハイルホワ情報・文化相(左端)ら=11月(情報・文化省提供・共同)
アフガニスタン・カブールの国立博物館を見学するハイルホワ情報・文化相(左端)ら=11月(情報・文化省提供・共同)

アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、仏教美術品を展示する首都カブールの国立博物館の営業を再開した。2001年までのタリバン旧政権で偶像崇拝につながるとして仏像を破壊したが、現在は他宗教に寛容な姿勢を見せ文化財保護に理解を示す。国際社会の承認を得る狙いがありそうだ。

ラヒミ館長によると、博物館は8月、タリバンによる政権掌握に伴う混乱で閉館。略奪を懸念して一部を別の場所に移して保管していた。国内各地に点在する仏教遺跡から出土した仏像やレリーフ、旧政権が破壊した石像など、これまで通りの展示を再開するほか、別の場所で保管中の収蔵品も徐々に戻していく。

アフガニスタン・カブールの国立博物館の展示物とラヒミ館長=11月(共同)
アフガニスタン・カブールの国立博物館の展示物とラヒミ館長=11月(共同)

営業は11月25日に再開され、暫定政権のハイルホワ情報・文化相は「貴重な収蔵品の保護に努めたい」と述べた。(カブール共同)

アフガニスタン・カブールの国立博物館で、入り口の警備に当たるタリバン兵ら=11月(共同)
アフガニスタン・カブールの国立博物館で、入り口の警備に当たるタリバン兵ら=11月(共同)
出土品の仏頭とラヒミ館長=11月、アフガニスタン・カブールの国立博物館(共同)
出土品の仏頭とラヒミ館長=11月、アフガニスタン・カブールの国立博物館(共同)