厚生労働省の専門部会は15日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンを3回目の追加接種に使うことを了承した。18歳以上が対象で、1回当たりの投与量は1、2回目の半分になる。早ければ16日に厚労省が特例承認し、無料で接種することを正式決定する。政府は1月から本格化する住民接種や、3月に始まる職場接種で使うことを想定している。
日本での流通を担う武田薬品工業が11月に申請。臨床試験(治験)では3回目接種によって、中和抗体の量が増えるのを確認した。
政府は来年分として5千万回分の供給契約をモデルナ側と締結。1回当たりの使用量が減らせると見込まれるため少なくとも1・5倍の7500万回分の使用が可能としている。