日大前理事長、脱税認める 過少申告「妻に指示」

田中英寿容疑者
田中英寿容疑者

所得税法違反(過少申告)容疑で逮捕された日本大学前理事長の田中英寿(ひでとし)容疑者(75)が東京地検特捜部の調べに対し、「妻に過少申告を指示していた」という趣旨の供述をし、脱税容疑を認めていることが14日、関係者への取材で分かった。

田中容疑者は11月29日の逮捕当時、日大の取引業者らからのリベート受領の有無も含め、全面的に容疑を否認。税務申告については「妻に任せていた」と供述していた。

田中容疑者は、業者から受け取ったリベートなど計約1億1800万円を税務申告せず、所得税約5300万円を脱税したとして逮捕された。このうち大半は田中容疑者の妻が、日大元理事の井ノ口忠男被告(64)=背任罪で起訴=らを経由して受領したとされる現金だった。こうした現金について、田中容疑者は「自分の所得だった」と供述し、税務申告が必要だったと認めているという。

また、税務申告については自身が主導し、妻は自身の指示を受けて過少申告したなどとする趣旨の供述をし始めたという。特捜部は妻の関与の度合いについて捜査を進めている。