南方熊楠ゆかりの地、インスタでスタンプラリー

南方熊楠(南方熊楠顕彰館提供)
南方熊楠(南方熊楠顕彰館提供)

和歌山県出身の世界的な博物学者、南方熊楠(みなかた・くまぐす)(1867~1941年)のゆかりの地を撮影し、会員制交流サイト(SNS)のインスタグラムに投稿するスタンプラリーを、「南方熊楠顕彰館」(同県田辺市)を運営する南方熊楠顕彰会が実施している。コロナ禍でイベントを開催しにくいため取り組んだ企画で、来館すれば、投稿スポット数に応じて熊楠の顔写真のジグソーパズルや小型の便箋などオリジナルグッズがもれなくプレゼントされる。

 南方熊楠のゆかりの地を巡るスタンプラリーのポスター=和歌山県田辺市の南方熊楠顕彰館
南方熊楠のゆかりの地を巡るスタンプラリーのポスター=和歌山県田辺市の南方熊楠顕彰館

顕彰会はこれまで、ゆかりの地を巡るツアーイベント「南方を訪ねて」を実施してきたが、新型コロナウイルスの影響で昨年、できなくなった。

そこで今年2~6月、国の名勝に指定されている熊楠ゆかりの13カ所でつくる「南方曼陀羅(まんだら)の風景地」の各地をインスタグラムに写真投稿する企画を実施していた。今回、インスタグラムを利用した第2弾として行うことにした。

ゆかりの地を40カ所に増やし、和歌山市の和歌浦や海南市の藤白神社、いずれも田辺市の天神崎、闘鶏神社、龍神山などを撮影スポットに設定している。

南方熊楠顕彰館のホームページに、それぞれの写真や説明を載せており、和歌浦では「熊楠はロンドン滞在時代に中国の革命家孫文と親交を深め、帰国後、和歌山を訪れた孫文を和歌浦の料亭芦辺屋でもてなしました」と紹介。龍神山ではカエデを採集した熊楠の記述を紹介し、熊楠がたびたび訪れた田辺市の神楽(かぐら)神社では珍種の藻を発見したエピソードを挙げている。

顕彰館の担当者は「熊楠の足跡を実感できる。多くの人に参加してほしい」と呼びかけている。

スタンプラリーは来年6月30日まで。顕彰会の公式アカウント(@minakatakumagusu_archives)をフォローしたうえで、撮影した写真を「#南方熊楠ゆかりの地」とタグを付けて投稿する。

来館すれば、投稿スポット数に応じてオリジナルグッズがプレゼントされる。1~9カ所は小型便箋の一筆箋、10~19カ所はクリアファイル、20~29カ所はマスキングテープ、30~39カ所はミニタオル、40カ所では熊楠の顔写真のジグソーパズルで、独自のデザインが施されている。

また7月上旬に抽選が行われ、40カ所すべて投稿した人のうち2人に田辺市のホテルのペア宿泊券が、1カ所でも投稿した人には市の特産品などがあたる。問い合わせは顕彰館(0739・26・9909)。