米、台湾の登壇映像カット 中国と別色表示の地図

オードリー・タン氏(共同)
オードリー・タン氏(共同)

バイデン米政権が先週主催したオンライン形式の民主主義サミットで、台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(IT担当)の登壇映像が一部カットされ、音声だけに切り替えられた。唐氏が台湾と中国を別の色で示す地図を使いながら話した後のことだった。ロイター通信は13日までに、米国の「一つの中国」政策との矛盾を懸念したホワイトハウスが、カットを指示したと報じた。

唐氏は10日に登壇した際、南アフリカの非政府組織(NGO)が作成した公民権の状況に関する地図を用い、台湾を最も認められているとする緑色、中国を認められていないとする赤色で示した。地図は約1分間表示された。唐氏の最初の発言が終わり、再び現れた際には画面に唐氏の名前だけ表示され、音声出演になっていた。

地図を見た米政府関係者の間でメールが飛び交い、台湾にも苦情を伝えたという。一方、ホワイトハウスは「カットの指示はしていない」と否定し、国務省は画面共有の混乱に伴う「うっかりミス」と説明した。(共同)