アクテムラ 重症者向けコロナ治療薬の承認申請

トシリズマブ(商品名アクテムラ)(中外製薬提供)
トシリズマブ(商品名アクテムラ)(中外製薬提供)

中外製薬は、同社の関節リウマチ治療薬「アクテムラ」について、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎の治療薬として使えるよう厚生労働省に適応拡大の承認申請を行った。アクテムラは海外で重症のコロナ患者向けの投与が進んでいる。申請は13日付。

アクテムラは関節リウマチなどの治療に使われる抗体医薬品で、同社が開発。海外での臨床試験では、コロナの入院患者の死亡の割合を低下させたり、退院を早めるなどの効果が確認されたという。

新型コロナの治療薬として、今年6月に米食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可を得ており、今月欧州でも承認された。世界保健機関(WHO)が使用を推奨している。

国内で承認されている治療薬は現時点で5製品。抗ウイルス薬「レムデシビル」や抗炎症のステロイド薬「デキサメタゾン」のほか、7月に2種類の抗体医薬品を使う中外製薬の「抗体カクテル療法」が国内初の軽症・中等症向け治療薬として承認された。