JR中野駅(東京都中野区)の駅前北口広場に、高さ4~6メートル、長さ約10メートルに及ぶ巨大な壁画が完成した。
横を向いた若い女性の上半身を大きく描き、区の花ツツジなどをその横にあしらって中野の四季を織り込んだ。女性の背後には、中野のシンボル的存在で、コンサート会場として有名な複合施設「中野サンプラザ」が黒っぽいシルエットで表現されている。
区が進める壁画制作事業「中野ミューラルプロジェクト」の一環。北口改札を出て東側の壁面に描かれ、真上に電車やホームが見える。以前同じ場所にあった古い壁画に汚れが目立ってきたこともあり、国内外で活躍するアーティストユニット「WHOLE9(ホールナイン)」に制作を依頼した。青を基調とした背景に、中央線車両の色でもあるオレンジが効果的に使われている。