郷里の衆院新潟5区が大変な騒動になっている。先の衆院選で同区で敗れ、比例代表で復活当選した自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が「新潟のドン」といわれる星野伊佐夫県議(82)から選挙向けの裏金を求められたと訴え、双方が泥仕合を演じているのだ。地元では泉田氏の活動が日常的におろそかだったと怨嗟(えんさ)が渦巻くが、泉田氏が公開した星野氏との会話とされる音声データからは、なぜ郷里が今一歩発展できないのか、根源的な問題も浮かんでくる。
「比例にひっかからんかったら終わりらよ。とにかく必要経費を早くまこう。2千万(円)や3千万出すのにもったいながったら人生終わるよ」
「この話は、早く言えば(秘書の)耳にも入れてはならない。あんた1人の腹。だれにも言っちゃならない」