新作バウム開発へ 老舗メーカーと東京国際大がコラボ

新商品に関するプレゼンテーションを行う東京国際大の学生=14日午後、埼玉県川越市(中村智隆撮影)
新商品に関するプレゼンテーションを行う東京国際大の学生=14日午後、埼玉県川越市(中村智隆撮影)

埼玉県川島町の老舗しょうゆメーカー「笛木醤油(しょうゆ)」が、東京国際大(同県川越市)の学生とバウムクーヘンの新商品の開発を進めている。学生が出したアイデアから複数の案を採用し、川越市で来春オープンするバウムクーヘン製造販売店で目玉商品に据える予定だ。大学の担当者は「若い感性と老舗の伝統の相互作用でヒット商品が生まれれば」と期待している。

「思わず写真を撮りたくなるような食べ歩きスイーツを考案し、『SNS映え』を意識した」

「『外はパリッと中はふんわり』を実現した新食感スイーツです」

14日に東京国際大で行われた新商品の最終プレゼンテーションでは、6チームに分かれた学生たちがさまざまな案を披露した。

見た目が色鮮やかな虹色だったり、花束をイメージした形状だったり…。笛木吉五郎社長は価格設定や販売目標などの課題を指摘し、提案内容の磨き上げを図った。

笛木社長らによる採点の結果、虹色のバウムクーヘンを提案したチームが最優秀賞を獲得した。「モノ消費」ではなく体験型の「コト消費」を意識して考案したといい、リーダーを務める商学部3年の葛西孝太さん(21)は「企業と共同で動いたことは今後の人生の糧になる」と振り返った。

笛木社長は「いろいろアイデアを出して、真剣に考えて取り組んでもらって驚きと感謝の気持ちでいっぱい。アイデアを取り入れて川越の若くて元気なところをPRしたい」と力を込めた。

新商品開発は大学の「ビジネス・ソリューション」の講義の一環として行われ、商学部の学生が中心となって9月に始まった。笛木醤油と東京国際大は平成29年にしょうゆをシロップに使った「醤油かき氷」を共同開発し、好評を得た経緯がある。(中村智隆)