ヒグマ死傷者、最多更新 北海道、12人に

北海道職員が業務中に遭遇したヒグマ(北海道提供)
北海道職員が業務中に遭遇したヒグマ(北海道提供)

北海道は13日、夕張市の山林で11月に見つかった男性の遺体について、ヒグマの爪痕や歯形とみられる傷があったことなどから、ヒグマによる死亡事故である可能性が高いと発表した。本年度の道のヒグマによる死傷者は計12人となり、統計が残る昭和37年度以降過去最多を更新した。

道によると、男性は狩猟に出かけた江別市の50代。普段はシカの猟をしており、11月25日に遺体が見つかった。猟銃のスコープにもヒグマのものとみられる歯形を確認。発砲した痕跡があり、現場ではヒグマの血液も見つかった。

昨年度までの死傷者が最も多かったのは39年度の8人。

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