北海道庁で拉致問題パネル展 来庁者に理解呼びかけ

拉致被害者に関するパネルを見つめる来庁者 =12日午後、北海道庁1階ロビー(坂本隆浩撮影)
拉致被害者に関するパネルを見つめる来庁者 =12日午後、北海道庁1階ロビー(坂本隆浩撮影)

札幌市中央区の北海道庁本館1階ロビーで13日から2日間、北朝鮮による日本人拉致問題のパネル展が開かれている。約30点のパネルやパンフレットで拉致被害の経緯などが説明され、多くの来庁者が理解を深めるとともに早期の解決を願った。

北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)に合わせて道が企画した。

道によると北海道関係の拉致被害者は、政府認定が1人、警察庁が拉致と断定したケースが2人、特定失踪者問題調査会による独自調査で対象とされた「特定失踪者」が56人、警察庁が発表した拉致の可能性を排除できない事案85人―となっている。

会場には、昭和55年5月ごろ欧州滞在中だった札幌市出身の石岡亨さんをはじめ、横田めぐみさんや有本恵子さんら拉致被害者について詳しく記載されたパネルなどが展示された。札幌市北区に住む60代男性は、パネルを丁寧に読みながら「なぜ仲間を取り返しに行けないのか。日本国民として本当につらい」と話した。

パネル展に協力している「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための会北海道」の代表で、札幌市議会議員の川田匡桐(ただひさ)さん(52)は「特定失踪者の人数が最も多いのが北海道。拉致問題は人権だけではなく、わが国から日本人が連れ去られるという主権も脅かされている」などと述べ、早期解決に向けた理解を訴えた。

パネル展は14日午後4時まで。