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共通テスト不正 受験生出頭

大分のGK高木、決勝導く好セーブ サッカー天皇杯

川崎・山根視来のPKをストップする大分・高木駿=等々力陸上競技場(撮影・福島範和)
川崎・山根視来のPKをストップする大分・高木駿=等々力陸上競技場(撮影・福島範和)

12日に行われたサッカーの天皇杯全日本選手権準決勝で、大分は川崎を破り、決勝進出を決めた。延長を終えて1―1で突入したPK戦を5―4で制した。

大分の守護神、高木がJ1王者・川崎からの大金星を呼び込んだ。延長戦を経て迎えたPK戦。止めれば勝利が決まる7人目の山根のシュートを右手1本ではじいた。駆け寄る仲間を見て、「勝ったのか」と気付いた。鋭い集中力がクラブを初の決勝へ導いた。

計28本のシュートを浴びせてきた古巣相手に好セーブを連発した。序盤から何度も決定機を作られたが、ゴールを死守。延長後半8分に先制を許しても諦めなかった。前線へボールを送り続け、終了間際の劇的な同点ゴールに結びつけた。殊勲の32歳は「自分でもびっくりするぐらい、いいプレーができた」と胸を張った。

今季序盤はリーグ戦で結果が出ず、控えに回った。主将として腐るわけにはいかなかった。地道に練習に励み、8月に先発の座を奪還。片野坂監督は「高木のビッグセーブがなければ負けていた。主将として引っ張ってくれた」と目を細めた。

リーグは18位に沈み、来季のJ2降格が決まっている。「失うものは何もない。チャレンジする気持ちで戦いたい」と気負いはない。今季限りで退任する指揮官の花道を飾るべく、頂点へと駆け上がる。(川峯千尋)