外交ボイコット否定 仏駐日大使 自衛隊との防衛協力強化も

日本記者クラブで記者会見するセトン駐日フランス大使(左)と、オンラインで出席したレイ海軍少将=13日、東京都千代田区
日本記者クラブで記者会見するセトン駐日フランス大使(左)と、オンラインで出席したレイ海軍少将=13日、東京都千代田区

フランスのフィリップ・セトン駐日大使は13日、日本記者クラブで記者会見し、米英などが表明した北京冬季五輪の外交的ボイコットについて「視野に入れていない」と述べ、仏政府が派遣する人物の選定を進めていると説明した。

セトン氏は、フランスが米英などに追従しない方針を示す一方で、「どのレベルで出席するかについて調整している」と述べた。

来年1月からフランスが議長国となる欧州連合(EU)の北京冬季五輪への対応については、ルドリアン仏外相が他の加盟国と協議していると説明。「(EU加盟国による)単一行動というよりも、どういう形で調整できるかについて話をしている」と述べた。

一方、インド太平洋地域に関しては、中国の影響力が拡大していることや米中関係、北朝鮮の核・ミサイル問題などを注視していることを明らかにした。

日仏の防衛協力を強化していく考えを示し、仏軍と自衛隊の共同訓練を行いやすくする「円滑化協定」の締結を日本側に求めた。同協定によって「自衛隊と一層の協力が可能になると」と訴えた。(坂本一之)