「プレイステーション 5」と「Xbox Series X」、発売から1年後に改めて比べて見えてきた“違い”

これに対してXbox Series Xでは、ストレージ拡張用のカードを購入して本体に差し込めばいい。接続は簡単で使い勝手もよく、ここから直接ゲームをプレイできる。ただし、容量を1TB増やすと220ドル(日本では30,000円前後)とコストが高いのが難点だ。

いずれにしても、どちらのプラットフォームも内蔵ストレージ容量の拡大と、手軽な容量拡張オプションの充実を図るべきところだろう。Xbox Series Sはさらに見劣りし、内蔵ストレージは500GBしかない。

コントローラーの斬新さではPS5

両者の違いが最もわかりやすいのはコントローラーだろう。

Xbox Series X/Sのコントローラーは、これまでのモデルから基本的に変わっていない。「Xbox 360」から使われてきたいつものコントローラーに、共有(Share)ボタンが追加されたくらいだ。これに対してPS5は、(何十年と同じコントローラーを使ってきたソニーにしては)大胆にデザインを刷新しており、「ハプティックフィードバック」と呼ばれる触覚によるフィードバックシステムを搭載している。

PS5の新しいコントローラー「DualSense ワイヤレスコントローラー」が提供するのは、これまで一般的だった振動の機能とは異なる。武器の種類などゲーム内の要素によって、トリガーボタンの抵抗がさまざまな強弱で変化するのだ。これにより、トリガーを軽く引けばすぐ発射するピストルの感覚や、引く感触がより重い大型ライフルなどの感覚を存分に体感できるようになっている。

こうして触覚を伝えるハプティックフィードバックも、フィードバックがどこからくるのか実に立体的に体感させてくれる。単にふたつのモーターが手の中でぶるぶる振動するだけでなく、DualSenseではモーターがコントローラー全体を通して振動を伝えてくるのだ。

この感触を堪能できるゲームだと、本当に素晴らしい。例えば「アサシン クリード バルハラ」はPS5でもXbox Series Xでも満足にプレイできるが、コントローラーがDualSenseだと弓の種類によってトリガーを引く力が異なるのだ。

強い捕食者の弓なら強い張力を実際に感じるし、スピードの速い軽装の弓なら軽いタッチになる。これによって武器の違いを触覚で体感でき、ゲーム内のキャラクター自身の手でそれを感じられる。DualSenseのこの機能を生かせるゲームはまだわずかだが、体験できると楽しい。

サブスクリプション加入は必須

PS5もXboxも、複数の定額制サブスクリプションサービスを利用できる。オンラインプレイに必要だったり、無料でゲームをプレイしたりできる仕組みだ。Xbox Series Xには「Xbox Live Gold」と「Xbox Game Pass Ultimate」があり、PS5には「PlayStation Plus」と「PlayStation Now」が用意されている。

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