「プレイステーション 5」と「Xbox Series X」、発売から1年後に改めて比べて見えてきた“違い”

ゲームのラインナップは充実

発売から1年を経て、XboxもPS5もゲームのラインアップは少しずつ揃い始めている。まだ充実しているとは言い難いし、XboxとPS5を「絶対に買うべき家庭用ゲーム機」と位置づけるほどの“顔”になるタイトルもまだまだ少ない。それでも前進はしている。

どちらもプラットフォームにも、まだ独占タイトルは足りていない。「Halo Infinite」のリリースは12月予定だし、プレイステーションの「Horizon Forbidden West」は22年2月まで待たねばならない。「Marvel’s Spider-Man: Miles Morales」と「Demon’s Souls」をPS5でプレイするのは楽しいが、現時点ではXbox Series X/Sが狭いコミュニティであるかのように感じられてしまう。

おそらく意図的なのだろうが、新作が次世代タイトルなのか前世代なのかもはっきりしない。独占タイトルは別にして、大半の新作ゲームはいまもXbox One版とPS4版が同時に出ている。

どちらのプラットフォームも、サードパーティー製の人気タイトルを揃えている様子である点はいいことだろう。どちらか片方をもっている人にはありがたいが、ソニーとマイクロソフトにとっては悩ましい。両者を差異化する要素が少なくなっているからだ。

グラフィックと性能は拮抗

Xbox Series XとPS5の外観は、かなり異なっている。前者は文字通り「箱」で、後者は滑らかな曲線をもつ宇宙感のある二枚貝のような見た目をしている。ゲーム「マスエフェクト」の背後にある“何か”を思わせる。とはいえ、中身は実質的にそっくりだと言っていい。

価格はどちらも同じだ(日本では54,978円)。いずれもプロセッサーとして同じ8コアのAMD「Zen 2」を搭載している(動作クロックはPS5が3.5GHz、Xboxが3.8Hzとわずかに異なる)。GPUにはAMDのRDNA(こちらも動作クロックに多少の差がある)を採用し、メモリは16GB。ストレージ容量はPS5が825GB、Xbox Series Xが1TBとほぼ同等だ。映像出力も8K、4K、120Hzと同じである。

これと対照的に、低価格モデルとなるXbox Series Sは前世代機「Xbox One」のアップグレード以上の内容だ。真の4K対応ではないものの、レイトレーシングには対応しており、120fpsのゲームにも理論上は対応している。4Kテレビをもっていない人や、購入予定のない人には選択肢になるだろう。

だが、多くの人はここで“妥協”してXbox Series Sを選ばず、Series Xが入手しやすくなるまで待つことをおすすめする。Series Xのほうが高性能なので、この先も長く使えるからだ。

ストレージについてはPS5のほうが優れているが、これは本体を開けて自分で増設することに抵抗がない場合に限る。M.2規格のSSDを追加すれば内蔵ストレージを800GB追加できるが、これにはハードを扱う知識が多少は必要なので万人向けではない。

外付けハードドライブを接続して使ってもいいが、外部接続のストレージにはプレイ中のゲームを保存できない。あくまでゲームを削除して再ダウンロードしなくて済むように保存しておく場所としての使い方だ。

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