書評

『虚構の森』田中淳夫著

田中淳夫著『虚構の森』
田中淳夫著『虚構の森』

地球上の森林面積は減少していると思われていた。国連機関なども減少を報告していた。しかし、査読の厳しい科学誌の論文によると、森林は増えていた―。

ほかにも「温暖化によって島国は水没する?」「再生可能エネルギーこそ地球を救う?」など、環境や森をめぐる常識に対し、森林ジャーナリストが異論を申し立てて検証を試みた本だ。環境破壊と騒がれる問題の中には、全く別の理由で起きたものもあるという。

著者は「紹介した異論・異説が必ず正しいわけでもない」とし、幅広い情報を仕入れるよう勧める。自分で考えることの大切さを教えてくれる。(新泉社・2200円)

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