国際パラリンピック委員会(IPC)は11日、東京五輪・パラリンピック組織委員会副会長で、IPC理事の山脇康氏に、最も権威のある功労章「パラリンピック・オーダー」を授与すると発表した。新型コロナウイルスの影響で史上初めて延期された東京大会を実施に導いた功績などが評価された。
IPCのパーソンズ会長は「山脇氏が(関係各機関と)粘り強く熟達した交渉を行ってくれたおかげで、歴史上最も重要な大会を開催に至らせることができた」とコメントした。
日本財団パラリンピックサポートセンター会長として、日本国内でパラスポーツの発展に尽力したことも評価された。山脇氏は2013年から2期務めたIPC理事を、今年12月に退任する。