日米外相、台湾海峡の平和で一致 抑止力強化も確認

11日、英リバプールで会談する林外相(右)とブリンケン米国務長官(ロイター)
11日、英リバプールで会談する林外相(右)とブリンケン米国務長官(ロイター)

先進7カ国(G7)外相会合に出席するため英国を訪問中の林芳正外相は11日(日本時間同)、リバプールで米国のブリンケン国務長官と会談した。両氏は厳しさを増す地域の安全保障環境を踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力の強化が不可欠との認識で一致。中国による東・南シナ海での一方的な現状変更の試みに反対するとともに、台湾海峡の平和と安定が重要であることも確認した。

両氏は先月13日に電話会談を行っているが、対面による会談は今回が初めて。岸田文雄首相の訪米や外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)に関しては、できるだけ早期の実現に向けて調整を続けていくことで一致した。

「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力や、オーストラリアやインドとの連携を深化させていくことも申し合わせた。日本側の説明では、米政府が発表した北京冬季五輪の外交的ボイコットに関しては議題に上らなかったという。