「互いの考え理解」 日米共同指揮所訓練を単独取材

日米共同方面隊指揮所訓練(YS―81)に臨む陸上自衛隊員と米陸軍兵士ら=11日午後、座間駐屯地(納冨康撮影)
日米共同方面隊指揮所訓練(YS―81)に臨む陸上自衛隊員と米陸軍兵士ら=11日午後、座間駐屯地(納冨康撮影)

陸上自衛隊は11日、米陸軍との連携向上のため、日米共同の指揮所訓練「YS(ヤマサクラ)-81」を中部方面隊などの各駐屯地で行った。このうち陸上総隊司令部日米共同部のある座間駐屯地(相模原市など)で行われた訓練を産経新聞が単独取材した。戦闘地域の共同復旧作業を想定した訓練が行われた。

陸自側は中部方面隊が、米軍側は第25歩兵師団が参加。座間駐屯地では双方の後方支援部隊が集まり、戦闘終末段階での避難所運営や物資輸送について、互いの能力や状況を報告。日米共同作戦の効率化に向け、日米間での手順などを確認した。

訓練に参加した米陸軍のレビ少佐は「日米は兵站(へいたん)のプロセスが違う。コミュニケーションの進化に挑戦していきたい」と話した。日米共同部の栗田昌彦1等陸佐は「連携へ向けて互いの考え方や能力、背景を理解していくことが重要だ」と述べた。

日米双方は陸海空にサイバー、電磁波などを加えた統合作戦の運用をそれぞれ目指している。YS-81は1日から始まり、13日まで行われる。YSは昭和56年度から年2回ずつ日米交互に行われる。