8日就任したドイツのショルツ新首相は10日、初外遊としてパリを訪れ、フランスのマクロン大統領と会談した。
対中関係やウクライナ情勢などを協議。マクロン氏は会談後の記者会見で対中関係について「私たちの価値の擁護と、世界的課題に関する中国政府との協力のバランスを保つ必要性」を話し合ったと語った。
またショルツ氏は米英などが決めた北京冬季五輪・パラリンピックの外交ボイコットに関し、各国の協調した対応が必要だとの考えを示した。
ショルツ氏は10日、ブリュッセルも訪れ、EUのフォンデアライエン欧州委員長、ミシェル大統領らと会談した。フォンデアライエン氏は共同記者会見で、ロシアがウクライナを侵攻すれば「代償を伴う」と警告。ショルツ氏は侵攻を防ぐよう尽力することが重要だと強調した。(共同)