コウノトリの巣塔完成 千葉県野田市、小学生ら風船でお祝い

コウノトリの人工巣塔完成を祝い風船を大空に放つ小学生ら=11日、野田市木間ケ瀬(江田隆一撮影)
コウノトリの人工巣塔完成を祝い風船を大空に放つ小学生ら=11日、野田市木間ケ瀬(江田隆一撮影)

国の特別天然記念物「コウノトリ」の野生復帰を目指す千葉県野田市が、同市木間ケ瀬地区に建設していた人工巣塔が完成し、11日、市立木間ケ瀬小学校の児童約150人らが、風船を大空に放つ「バルーンリリース」で完成を祝った。

巣塔は高さ約12メートル。コウノトリは木の上に巣を作って繁殖するため、上部に直径約1・6メートルの皿状の巣を用意した。人工巣塔は木の代役を務め、平成29年4月に同市三ツ堀のコウノトリ飼育施設「こうのとりの里」で誕生し、6月にリリース(放鳥)された雄の「ヤマト」の2世誕生を手助けしようと設置。費用は、市が昨年11月から行ったふるさと納税を利用し、集まった約300万円を活用した。

この日は木間ケ瀬小6年の石塚虎琉さん、古賀杏奈さんの2人が「早くヒナが誕生してほしい」とあいさつ。「3・2・1」の掛け声に合わせて、自然環境に配慮した天然ゴム製の風船約200個が大空に放たれた。

ヤマトは放鳥2年後からたびたび野田市に里帰りしており、最近では、5月にこうのとりの里で誕生し、8月に放鳥された雌の「リン」と、同市周辺で見られることが多いという。