自民党の世耕弘成参院幹事長は10日の記者会見で、来年2月開幕の北京冬季五輪に閣僚や政府職員らの外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」について、すでに米、英、カナダなどが表明したことを踏まえ「G7(先進7カ国)は足並みがそろいつつあるのかな、という感じにもなっている。日本としても、できるだけ早いタイミングで判断をしていけばいいのではないか」と述べた。
世耕氏は「中国が人権に関して深刻な問題を抱え、その解決の方向性が見えない以上は、少なくともわが国からハイレベルを派遣することはないのではないか」とも語った。