韓国大統領選候補、検事総長時代の訴訟「却下」

外国メディアと記者会見する尹錫悦氏=12日、ソウル(共同)
外国メディアと記者会見する尹錫悦氏=12日、ソウル(共同)

【ソウル=時吉達也】韓国大統領選の野党候補、尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長が、総長在職当時の昨年11月に法相から受けた職務停止処分の取り消しを求めた訴訟で、ソウル行政裁判所は10日、尹氏側の訴えを却下した。すでに検事総長を辞任しており、尹氏側に「訴訟の利益がない」と判断した。

尹氏は文在寅(ムン・ジェイン)政権関係者が絡む不正疑惑捜査を通じて存在感を高め、大統領選出馬に至った。今回の訴訟とは別に、在職当時の懲戒処分の取り消しを求めた同種訴訟も係争中で、文政権との対立に再び注目が集まれば、選挙戦の行方にも影響する可能性がある。

尹氏は昨年11月に職務停止処分、12月に停職2カ月の懲戒処分を受けた。今年3月に辞意を表明した後も両処分の取り消しを求める訴訟を続け、行政裁判所の別の裁判官は10月、懲戒処分について尹氏敗訴を言い渡し、尹氏側は控訴した。