米軍、イラク戦闘任務終了 治安部隊支援で駐留継続

米国防総省=ワシントン(AP)
米国防総省=ワシントン(AP)

米国防総省は9日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でイラクに駐留する米軍が戦闘任務を同日までに終了したと明らかにした。イラク治安部隊がISとの戦いを率いる能力を身につけたとしている。治安部隊を支援するための駐留は続ける。イラク政府も確認した。

バイデン米大統領が7月に年内の任務終了方針を示していた。米軍は8月にアフガニスタンからの撤退を完了。安全保障の中心を占めてきたテロ対策への任務を縮小し、覇権を争う中国との競争に取り組むための体制構築を進めたい考え。 イラク軍高官は、米軍主導の有志連合軍の任務はイラク部隊の訓練や助言に移ると説明した。米メディアによると、有志連合軍約2500人がイラクに駐留している。

米軍は2003年に始まったイラク戦争の終結後の11年にいったん完全撤退した後、IS掃討作戦のために14年からイラク政府の要請を受ける形で駐留を再開。IS残党対応や訓練、助言の任務に当たってきた。イラク政府は17年末に対IS勝利を宣言し、治安は改善傾向にある。(共同)