産経抄

12月10日

ウクライナというのは、「辺境」という意味らしい。10~12世紀にかけて、現在の首都キエフを中心とするキエフ・ルーシ公国はヨーロッパの大国として君臨していた。

▼ところが、その後に台頭するモスクワにルーシ(ロシア)という名前までも持っていかれる。元ウクライナ大使、黒川祐次さんは『物語 ウクライナの歴史』で、苦難の歴史をわかりやすく解説している。1991年のソ連の崩壊により、ようやく独立を果たす。

▼今年の8月24日、キエフの中心部では独立30年を記念する軍事パレードが行われ、ゼレンスキー大統領が演説した。とはいえ、祝賀ムード一色というわけにはいかなかったはずだ。2014年にはロシアのプーチン政権により、ロシア系住民の多いクリミア半島を併合されてしまった。その後も東部2州でロシアが支援する武装組織との紛争が続いてきた。

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