東京都の小池百合子知事は過労による入院、自宅静養などを経て約4週間ぶりの11月21日に登庁、公務に本格復帰したが、いまなお国政復帰論がくすぶっている。入院前には、副知事も務めた政策担当特別秘書に、都政運営を一任したとも受け取れる態勢を整備。都庁に姿を見せなかった約4週間の間に、先の自民党総裁選で「非主流派」に転じた二階俊博元幹事長や菅義偉前首相と接触したとの情報も飛び交っている。「国政復帰をあきらめていない」。来夏に参院選を控え、与党関係者らは小池氏の動向に神経をとがらせている。
国政復帰論が再燃
「『いいかげんなことを言うなよ』と思っている。今こうやって元気に戻ってきたことが何よりの証左だ」