来年創立100周年を迎えるOSK日本歌劇団の記念公演「レビュー 春のおどり」の製作発表会見が10日、大阪市内で開かれた。和と洋のレビュー2本立てで、来年2月5日に大阪松竹座(大阪市中央区)で幕開けし、3月は東京・新橋演舞場で上演する。
OSKは大正11年に松竹楽劇部として大阪で誕生。宝塚歌劇団や松竹歌劇団(SKD、平成8年解散)とともに3大少女歌劇に数えられ、1世紀にわたり伝統をつないできた。
記念公演の第1部では山村友五郎、尾上菊之丞、藤間勘十郎の日本舞踊家3人の共同演出で和物「光」に挑む。歌舞伎を応用した演出や壮大な群舞が見どころ。第2部の「INFINITY」(荻田浩一作・演出)では、ラテンやタップなどOSKの名曲たちを余すところなく披露する。
会見に出席したトップスターの楊琳(やんりん)さんは「100年分の思いを胸に熱く激しい舞台を、最高のレビューショーをお届けします」と華やかな笑顔を見せた。
大阪公演は2月5~20日、東京公演は3月25~27日。問い合わせはチケットホン松竹(0570・000・489)。