自民党の福田達夫総務会長は10日の記者会見で、来年2月開幕の北京冬季五輪に閣僚や政府職員らの外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」を米英などが表明していることに関し、日本政府として主体的に行動すべきだとの認識を示した。「(欧米などとの)同調というところに力点を置くのはどうかと思う。日本として考え、主体的に行動して、他国との協調を伴った方がいいという判断であれば、そうすべきだ」と述べた。
同時に「外交は表もあれば裏もある。政党としてすべてを知っているわけではないので、言うべきことは言いつつ、冷静に政府の判断を待つべきだ」とも語った。