起訴取り消しの高知市課長「つらかった」、国賠訴訟を検討

高知県香南市発注の工事をめぐり元市議を通じて入札情報を業者に漏らしたとして、高知地検が官製談合防止法違反罪などで起訴した後、異例の起訴取り消しをした市住宅管財課課長の村山敦さん(58)が10日、高知市で記者会見した。取り調べで「言ったことを信じてもらえないのがつらかった。今後、自分と同じようなことが起きないことを望んでいる」と話した。

同席した代理人弁護士は、逮捕からの身体拘束に対する刑事補償金の請求と、国家賠償請求訴訟を検討していると明らかにした。起訴取り消しの経緯の説明を地検に文書で求める考えも示した。

村山さんは5月末から9月に逮捕されるまで高知県警の任意聴取に10回ほど応じ、その後も一貫して否認してきた。この日の会見で、県警や地検の謝罪がないことは「諦めている」とした。