短時間で多量空気注入か、遺体に外傷なし 茨城介護施設殺人

茨城県警本部=水戸市
茨城県警本部=水戸市

茨城県古河市の介護老人保健施設「けやきの舎」で令和2年7月、入所していた吉田節次さん=当時(76)=が空気を注入され死亡した事件で、遺体には外傷など争ったような痕跡がなかったことが10日、県警への取材で分かった。古河署捜査本部は、殺人の疑いで逮捕した元施設職員、赤間恵美容疑者(35)が短時間で多量の空気を注入し、吉田さんは抵抗できなかったとみている。

同日午前、赤間容疑者は送検され、マスクを着用しうつむいた様子で車に乗せられていった。

捜査本部によると、吉田さんは19年12月から入所しており、介護が必要だったが寝たきりの状態ではなかった。当日はベッドの上で横になり、脚に針を刺して点滴をしていた。

捜査本部は、この点滴用チューブに空のシリンジ(注射筒)を接続され、静脈に多量の空気を注入されたとみている。吉田さんの体には争ったような形跡はなかった。