小林鷹之経済安全保障担当相は9日の参院本会議の代表質問で、減少傾向にある博士号の取得者をめぐる対策について「企業との連携による長期有給インターンシップの推進などの具体的な対策を関係省と協力して確実に実行してことが必要だ」と述べた。自民党の有村治子議員の質問に答えた。
小林氏は「わが国で博士号取得者が減少し続けている要因は在学中の生活の経済的見通しが十分でないことだ」と指摘。「博士号取得者が社会のあらゆる分野で存分にその力を発揮することが何よりも重要だ」と述べ、博士後期課程に在籍する学生への経済的支援の拡充など対策を推進する考えを示した。